ベースを作る
このキットは他のキットと異なり、ベースにキャンプサイトの盛り上がりを表現しています。キャンプサイトが道よりも少し高いところにあるのは雨が降っても雨水がたまらないためです。このキットでも直角ではなく、緩やかな坂をイメージしています。
ベースの坂を表現する両サイドののりしろは曲線のため、フリーハンドで折り目を入れます。
ベースを切り取り、LEDライトを敷設する場合は白い丸マークをアートナイフなどでくり抜きます。
一つ目の折り目は道を表現しているため直角に折ります。坂は両サイドの曲線に合うように丸く形成します。
厚紙の反発が気になる場合は裏からセロハンテープなどで固定します。
ベースにバックスクリーンを取り付ける際は机の角などを利用してのりしろをしっかり貼付します。
LEDライトを敷設する場合は2箇所の穴に電線を通します。坂に近い方にはLEDライトの端末をセット、奥の穴にはコントローラからの電線を通しておきます。
タープ、ランタンを作る
このタープはテントのように見えますが、ドーム型の日よけです。強い太陽光を遮り、ファスナーを開けるとメッシュ面になり、清々しいキャンプ地の風が通ります。デイキャンプには必須のアイテムです。
タープの曲線にあるのりしろもフリーハンドで折り目を付けます。折り目は塗足しのラインではなく、切り取られる本体のラインに合わせて付けます。
タープ入口のひさしを折るために、ひさし部分のみ折り目を入れます。
タープも直角的ではなく全体丸みを帯びているのでのり付けする前に、紙に丸くクセを付けておきます。
LEDライトの端末は実際にタープに設置するように真ん中の天井から垂れ下がっているようにセロハンテープで固定します。ベースの奥の穴から通したコントローラーの電線と結合します。写真右下の穴はランタン用の穴です。
ランタンの形状は円柱のため、指で形成すると不要な折り目ができるので、万年筆のカートリッジインクなど、細くて丸い棒状のものに巻き付けて形成します。
のり付けしたところをピンセットで少しの間強くつまむと形が崩れずにうまく接着できます。ピンセットはその他、小さいパーツを作る際や、レイアウトする際に利用すると非常に便利です。
クーラーボックスやベンチなどの小物や、草木をイメージしたグリーンスポンジを配置して完成
ランタンは手前の穴から出たLED電球の端末を覆い隠すように配置します。飾るクルマはキャンプ地でも性能を発揮するSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)車が似合います。LEDライトオンで早朝のシーンが演出できます。ちなみにデイキャンプの撤収作業は暗くなる前に・・・。
完成したキットはケースに入れて机の上や本棚の装飾に。次回キャンプに行くまで、楽しみが増幅されること請け合いです。また、オフシーズンはモチベーションをキープするためにもおすすめです。
かつて私もこの時期になりますと、キャンプに行くことが毎年のルーティンであり、どんなイベントよりも大切な楽しみでした。子供も小さかったですし、何より私自身若かった。いま一度キャンプに行きますと、2、3日は疲れが取れずに酷い目にあうことでしょう。また、家族からはブーイングの嵐、いやついてくることもないでしょう。「どうぞ、おひとりで」と。
でも、パチパチとはぜながら永久にも続きそうな焚き火の魔力に心はとりこにされ、時折風に乗ってやってくる香しい草木・虫・小動物の息づかい、夕暮れの静けさと充足感、それらに包まれて味わうビール、キャンプの醍醐味は簡単には消し去ることは出来ません。私こそあの頃を思い出すことによって、このキットに救われているのかも知れません・・・。
※この機会でキットは従来のものから少し改良を加えています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
コメントをお書きください
かい (月曜日, 29 5月 2023 12:55)
1/64スケールもあるなら教えてください!応援しています!